岐阜県の温泉といえば下呂温泉があまりにも有名ですが、高山から車で30分ほどで行ける奥飛騨温泉郷もとっても素晴らしい温泉です。
下呂温泉は温泉街をそぞろ歩きするのも楽しみの一つですが、奥飛騨温泉郷は山の方にあるので、澄んだ山の空気を感じながらのんびりするのがおすすめ。
今回はそんな魅力あふれる奥飛騨温泉郷の「匠の宿 深山桜庵」に赤ちゃん連れで宿泊してきたので、その様子をレポートします！
「匠の宿 深山桜庵」ってどんな宿？
「dormy inn」などを運営する、共立リゾート運営の温泉宿です。内風呂、露天風呂のほか、貸切の内風呂・露天風呂もあり、源泉掛け流しの良質な温泉が楽しめます。
サービスはホテル形式に近いので、チェックイン後にスタッフが部屋まで案内してくれるといったことはありません。老舗旅館のような「至れり尽くせり」というよりは、ホテルのシンプルな接客をイメージしておくと良さそう。
客室は、大きく分けて3種類。
- 露天風呂付き和洋室
- 内風呂付き和洋室
- シャワーブース付き洋室
バリアフリー客室もあるので、車椅子などでの利用もできます。
このなかで、赤ちゃん連れにおすすめなのは、内風呂付き和洋室。内風呂とはいっても、浴室に大きな窓があるので、外の景色を眺めながらお風呂に浸かることができます。客室数も一番多いので予約も取りやすいはず。
私たちも、今回はこの内風呂付き和洋室に宿泊しました！
内風呂付き和洋室「松の抄」のお部屋をご紹介
内風呂付き和洋室はいくつか種類があるのですが、私たちが宿泊したのは「松の抄」というお部屋でした。お部屋に入ると、玄関から廊下が伸びており、リビングと寝室の2部屋に分かれている作りでした。
リビングはこんな感じで広々！
ソファーと机が置いてあり、ゆったりとしています。
また、写真には写ってないのですが、ソファーの向かい側（写真右側）には水道があり、ポットに水を入れたり、ちょっとした赤ちゃんグッズを洗ったりすることができて便利でした。洗面所で洗えばいいんですが、リビング内でさっと洗えるのってかなり利便性高い◎。
寝室はこんな感じ！
床が畳なので、万が一赤ちゃんが落ちてもフローリングほど痛くなさそうでちょっと安心。ツインベッドですが、真ん中の台をどかして、ベッドをくっつけて寝ました。
また、リビングと寝室を隔てる壁に小窓があり、そこから寝ている子供の様子などを見られてとても便利でした。小窓は障子を閉めることもできるので、光がダダ漏れで寝室が明るすぎるということはないです。
そして、お部屋のお風呂はこんな感じ！
洗い場もちゃんとあるし、下も木だからひんやりしなくて◎。このお風呂も温泉なので、赤ちゃんも温泉を楽しめます。
ちなみに、湯船の左側にある窓からはリビングが見えます。お風呂に浸かっている子どもの様子を見ることもできてよかったです。（障子で隠すこともできますよ）
また、ベビーソープはフロントで貸し出ししています。フロントに取りに行かなくてはいけないので、チェックイン時に聞いてもらっておくと無駄がなくて良さそうです。
洗面所はこんな感じ。左右に物を置くスペースが結構あるので、着替えやメイク道具、洗面用具などを置けて便利でした。
また、プラスチックの使用削減のため、アメニティは歯ブラシのみ。そのほかのアメニティ（ブラシやシャワーキャップなど）はフロント近くに用意があるので、必要なものだけ持ってくるスタイルです。
色浴衣や、コーヒーの無料サービスも！
客室の備品やスタッフの接客がシンプルな分、館内には自由に使えるサービスがたくさんあります。
色浴衣が選べるのもその一つ。お部屋には作務衣が用意してありますが、「せっかく温泉だし浴衣を着たい！」という方はここで好みの浴衣を選ぶのがおすすめです。
コーヒーもセルフサービス。お部屋に用意があるのは緑茶のみなので、コーヒー派の方はここで入れていきましょう。
荷物があるとコーヒーは持てないと思うので、ちょっと面倒くさいですが、一度部屋に荷物を置いてから来るのが良さそう。
他にも、子ども用のおもちゃが用意してあるスペースも。ここは、コーヒーコーナーのすぐ隣にあります。
が、かなーり狭いので、このスペースで遊ぶのはちょっと無理があるのでは…という気もします。おもちゃの貸し出しをしてくれたらいいんですけど。。
貸切の内風呂・露天風呂もあり！
どの部屋タイプの人も（おそらく）無料で貸切の内風呂・露天風呂を利用することができます。追加料金なしで使えるのはうれしいポイント！お風呂の時間は30分で、5分前にフロントに鍵を取りに行くシステムです。
たしか内風呂は1種類、露天風呂は2種類あったかと思います。ただし、早いものがちなので、確実に貸切風呂に入りたい人は早めのチェックインがおすすめ。土日は大型連休などは特に混み合います。
露天風呂の一つはこんな感じで、かなり自然の中にあります（笑）。お湯の温度もちょうどよく、とても気持ちかったです。でも夏は虫がすごそう。。
洗い場はないので、貸切風呂はあくまで浸かるだけです。
脱衣所もこんな感じでゆとりあり◎。洗面があるのも嬉しいですね。
また、通常の男湯や女湯の大浴場も広くてとてもいいお湯でした。
大浴場横の湯上がりスペースには、夜は牛乳、朝はヤクルトが置いてあり、無料でもらうことができます。
食事は、子供用椅子＆食器・ふりかけを用意してもらえる！
夕食は17:30〜と20:00〜の2部制でした。極端な時間設定だな……と迷ったものの、子どものお風呂の時間やお腹のすき具合も考えて20:00〜を選択。本当はもう少し早いとありがたいんだけど仕方ない。。
夕食会場のテーブルはこんな感じで、中央に囲炉裏がありました。あとで飛騨牛を焼くため火がつけられていて、とにかくあっつい。夕食には薄着で行くのがおすすめ。
子供用の椅子はお願いすれば用意してもらえます。また、子供用食器も用意してくれていて、子供に食べさせる白米を頼んだら、ふりかけも一緒についてきました。こういう気遣いはうれしいですね。
朝食の時間は、4〜11月は7:00〜9:30、12〜3月は7:30〜9:30。私たちが泊まったときは混んでいたのと、朝に貸切風呂を予約していたこともあり、9:00〜とちょっと遅めの時間にしました。
朝食会場も、夕食時と同じです。夕食の時は座敷に案内されたのですが、朝食では半分椅子のボックス席のようなところに案内されました。（すべてのテーブルがボックス席のように区切られてはいます）
ハイハイの赤ちゃんがいる場合は、事前に座敷席でお願いしておくのもありだと思います。
朝食は大鍋で味噌汁が用意されていたので、子供用に取り分けもしやすくてよかったです。
子供にも優しいお宿で、全体的に満足な旅行になりました。何より、寝室とリビングが分かれているのが、子供が寝た後に大人だけでゆっくりできてとても良かったです◎。
赤ちゃん連れの温泉旅行を考えている方は、ぜひ「匠の宿 深山桜庵」を候補にいれてみてくださいね。
