温泉ソムリエ&温泉好きライターが厳選!お気に入りの温泉3選

先日、温泉ソムリエの資格を取得しました!(温泉ソムリエについての記事はこちら)というわけで、せっかくなので私のお気に入りの温泉3つをご紹介したいと思います。泉質重視のニッチな温泉!ではなく、温泉以外の楽しみやアクセスの良好さも考慮して選びました。比較的メジャーな温泉をご紹介するので、温泉初心者の方にもおすすめですよ◎。
※温泉のチョイスには個人的な好みが大いに入っていますので悪しからず……。

目次

岐阜県:下呂温泉

温泉街の中心部には川が流れ、趣があります

泉質:単純温泉(アルカリ性単純温泉)

まず最初におすすめするのは、日本三名泉の一つとしても有名な岐阜県下呂市の下呂温泉。室町時代京都五山の僧万里集九や、徳川家康から四代の将軍に仕えた儒学者林羅山により、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ「日本三名泉のひとつ」と称されたんだそう。非常に歴史ある温泉です。

おすすめポイントは以下の3つ!

まずは①滑らかで刺激の少ないお湯
下呂温泉の泉質は単純温泉なので、刺激が少なく万人ウケするお湯。匂いもほぼなく、とろりとした滑らかさが特徴です。逆に言えば、個性的なお湯が好きな方にはちょっと物足りないかもしれません。
そして、下呂温泉の一番の特徴は、美肌の湯とも言われるアルカリ性のお湯。ph値は約9(源泉によって異なります)で、刺激も強すぎずちょうどいい塩梅。私は肌が弱く酸性のお湯はピリピリすることもあるので、アルカリ性のお湯が好きなんですよね。

次に②温泉街の雰囲気の良さ
温泉街には50軒ほどのホテルの旅館が立ち並び、日本を代表する一大温泉地の一つでしょう。中心部には飛騨川が流れており、まったりとした雰囲気です。おしゃれな店も多く並んでいるので、若い人にもおすすめです。

最後は、③アクセスの良さ
東京からだとちょっと遠いですが、東海圏に住む人にとっては抜群のアクセス!名古屋駅からはJR特急ワイドビューひだで約1時間40分ほどです。下呂駅を降りたらすぐ温泉街なので、タクシーやバスに乗らなくてもいいのはありがたいですね。(旅館によっては送迎バスを出しているところもあります)

長野県:渋温泉

温泉街の写真がなかったので、地獄谷野猿公苑のお猿さんを……。浸かってませんが温泉です

泉質:単純温泉、塩化物泉など

続いてご紹介するのは、長野県山ノ内町にある渋温泉。長野県北部の山あいに位置する温泉です。ここの温泉は湯量が豊富で、なんと源泉数は37ヶ所!さらに、温泉街の旅館と外湯はすべて源泉掛け流しなんだそう!以下に魅力を紹介していますが、渋温泉は冬に行って湯めぐり&アクテビティ・観光を楽しむのがおすすめです。

さて、この温泉の一番の推しポイントは、①湯めぐりが楽しめる
ここの湯めぐりができるのは温泉街の宿泊者のみで、宿泊者には外湯の鍵が渡されます。渋温泉には9つの外湯があり、源泉によって成分が異なります。鉄分が多く褐色を帯びたものから白濁するもの、緑がかったもの、無色透明など地中から湧き出たままの温泉が味わえるそう。効能も神経痛から美肌までさまざまです。さらに、渋温泉は街並みもノスタルジックで、カランコロンと下駄の音を響かせながらの湯めぐりは最高ですよ。

もう一つ、おすすめポイントは②周辺の観光地
山あいにある温泉街ということでアクセスは車じゃないと厳しいとこもあるのですが、逆に車があれば近くの奥志賀高原スキー場や、地獄谷野猿公苑にも行くことができます!
特に見てほしいのが地獄谷野猿公苑のお猿さん。あの有名な、温泉に入る猿です。おすすめの時期は積雪のある寒い時期(1〜2月あたり)の午前中!朝9〜10時くらいが、一番猿が温泉に入ることが多いそうです。猿がいないこともあるので、公式ページをチェックしていくといいですよ。

北海道:登別温泉

温泉がいたるところから湧き出ている登別地獄谷。登別温泉へ行った際はぜひ立ち寄ってくださいね!

泉質:硫黄泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、酸性泉など

最後にご紹介するのは、北海道登別市にある登別温泉。その泉質の豊富さから「温泉のデパート」と称されることもある、有名な温泉です。登別温泉といえば硫黄泉が思い浮かびますが、公式ページによると9つの泉質があるそう。自然湧出量1日1万トンという豊富さでも知られます。大規模ホテルが多く立ち並び、周辺には登別地獄谷や登別クマ牧場など観光地も豊富。どちらかというとファミリーにおすすめの温泉地です。

アクセスも良好で、札幌駅からは高速バスで1時間40分ほど。新千歳空港からも高速バスが出ており、約1時間で行くことができます。電車で登別駅まで行き、そこから路線バスに乗り換えて行くこともできます。

推しポイントは、①川で足湯ができる
訪れたことない人は何のことやら、って感じだと思うのですが、登別には大湯沼という温泉が湧いてできた巨大な沼(大きさ的には湖くらい)があり、そこから川が流れてるんです。要するに、川の水が温泉ということ。ほんとのほんとの源泉掛け流しです。見た目は普通の川っぽいのに(ちょっと白濁してるけど)、触ると熱いからびっくりします。ちなみに大湯沼のお湯は火傷するレベルで熱いです。

川の途中に足湯ができる場所が設けられています。水につけているように見えますが、結構熱いんです

もう一つのポイントは、②多様なお湯が一つの宿で楽しめる
先ほどご紹介した渋温泉は湯めぐりが醍醐味なのですが、こちらは大規模ホテルであればホテル内のお風呂でいくつもの温泉が楽しめます。なかでも代表的なホテルである第一滝本館は7つ、登別グランドホテルは3つ、ホテルまほろばは4つの泉質が楽しめます。ホテル内だけで十分に温泉を堪能できるので、「小さい子どもがいるので湯めぐりは難しい……」なんてファミリーにもおすすめです。

以上、私のお気に入りの温泉3選でした!いかがでしたでしょうか?ぜひこちらの記事を参考に、温泉を楽しんでくださいね。

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