北海道にはさまざまな観光地がありますが、ちょっと(かなり?)足を伸ばして知床観光はいかがでしょうか?アクセスはなかなか大変で遠いですが、人の手が入っていない雄大な自然を感じることができます。
今回はそんな知床五湖の散策をレポート!おすすめの服装などもお伝えします。
知床五湖を回るコースは大きく2種類
知床五湖は、知床観光の中心地であるウトロから車で20分ほど。曲がりくねった山道を走ります。手付かずの自然が残るこのあたりでは、エゾジカやキタキツネなどの動物に遭遇することも珍しくありません。私は移動中にエゾジカを見ることができました。
知床五湖は、大きく二つの歩き方ができます。一つは「高架木道」、もう一つは「地上遊歩道」です。
高架木道は、木道の周囲に電気柵が張り巡らされていて、シーズンを通して無料・安全に散策ができます。往復約1.6kmのコースで、段差などもありません。車椅子やベビーカー、また小さい子どもがいる方はこちらがおすすめです。
地上遊歩道は、原生林を肌で感じながら散策できます。知床五湖はヒグマの生息地でもあるため、ヒグマが出没した際は閉鎖になることもあります。
コースは大ループと小ループの2種類があり、大ループは全長3.0kmで5つの湖を見て回ることができます。小ループは全長1.6kmで、2つの湖を見て回れます。
下の写真はフィールドにハウスに置いてあった模型。ちょっと見にくいですが青が大ループのコース、赤が小ループのコースで、左側にあるのが高架木道です。
地上遊歩道を歩く場合、時期によって料金や散策前のレクチャーなどが以下のように異なります。詳しくは公式ページを見てくださいね。
開園〜5/9:植生保護期 春
申請書の記入とレクチャーの受講が必要。料金は250円
5/10〜7/31:ヒグマ活動期
ガイドによるツアー参加で散策可能。
大ループ…料金は大人4500〜5250円ほか、所要時間は約3時間
小ループ…料金は大人2500円ほか、所要時間は約90分
8/1〜10/20:植生保護期 夏
申請書の記入とレクチャーの受講が必要。料金は250円
10/21〜閉園:自由利用期
レクチャーの受講が必要。料金は無料。
今回私は地上遊歩道の大ループのコースを散策しました。訪れたのが「植生保護期 夏」だったので、支払いを済ませた後にレクチャーを受け、いざ遊歩道へ。
地上遊歩道で静かな原生林の中を歩く
地上遊歩道に足を踏み入れると、あたりには原生林に囲まれ鬱蒼としています。この日は前日に雨が降ったこともあり、少し足元がぬかるんでいました。
ヒグマに注意を払いながら進んでいくと、湖が見えてきます。大ループは5つ全ての湖を見れるコースで、五湖→四湖→三湖→二湖→一湖と見ることができます。
下の写真は確か二湖。天気がいいと後ろに山が見えて景色もいいようですが、あいにくこの日は曇りでした。でも曇りもまた幻想的でいいもんです。ちなみに、夏とはいえ曇りだとかなり寒いので、防寒はしっかりしていってくださいね…。
静かな原生林と冷たい空気を楽しみながら(ヒグマに少し怯えながら)歩くこと約1時間。途中で高架木道のコースに合流します。
高架木道は誰でも気軽に散策できるので、多くの人たちで賑わっていました。ここはヒグマに遭遇することはないので安心して見て回れます。時間は全部で1時間半くらいでした。
フィールドハウス近くにあるパークサービスセンターにはお土産なども売っているので、最後に寄っていくのもおすすめです。
散策におすすめの服装はこれ!防寒対策はしっかりと!
本格的な登山のような格好をする必要はないですが、長袖・長ズボン・歩きやすいスニーカーがおすすめ。スニーカーやズボンは多少汚れてもいいものにしましょう。
7月下旬〜8月上旬の真夏でも天気によっては寒くなるので、防寒着を必ず持って行きましょう。私が訪れたのは8月下旬で、半袖Tシャツ+カーディガン+登山用のゴアテックスジャケット、下はジーパンで行きましたが、これでもまぁまぁ寒かったです…。
ジャケットは防寒できればOKですが、雨が降ったり……なんて時のことも考えると、防水&通気性も良いゴアテックスのものがおすすめ。ちょっとお値段するのですが、アウトドアによく行く方は1枚持ってると重宝します。
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さて、今回は知床五湖の散策レポートでしたが、いかがでしたしょうか?知床はなかなか遠い場所ですが、北海道に来たからにはぜひ訪れたい場所の一つだと思います。
こちらの記事が旅行の参考になりますように。