北海道千歳市にある千歳水族館は、サケについての展示が豊富な、日本最大級の淡水魚水族館。海の生物を展示している水族館とは違い、湖や川など淡水に棲む魚を展示しています。
本記事では、そんな千歳水族館の見どころと楽しみ方をご紹介!実際の千歳川の中が見られるユニークな展示なども必見です。
千歳水族館って?
新千歳空港から車で約10分!サケの展示がたくさんの水族館
千歳水族館は、道の駅「サーモンパーク千歳」の敷地内にある水族館です。札幌から車で約1時間、新千歳空港からも車で約10分とアクセスも良好○。飛行機の時間まで少し時間があるけど……なんてときに訪れてみても良さそうです。
千歳水族館は、海の生物がたくさん展示されている水族館とは違い、川や湖など淡水で生きる魚が展示されている淡水魚水族館。こうした淡水魚を専門に扱う水族館はきれいな淡水が相当量必要になるので、いわゆる海中生物を展示している水族館に比べると数が少ないんです。
そしてここ千歳水族館は、そんな淡水魚水族館の中でもサケに焦点を当てており、サケに詳しくなれること間違いなしです。館内はそれほど広いわけではありませんが、じっくり見れば2時間ほどはかかりそうです。
8つのエリアでサケについて学ぼう!
館内はサーモンゾーン、支笏湖ゾーン、体験ゾーン、カイツブリ水槽、千歳川ロード、世界の淡水魚、水中観察ゾーン、なるほど!?サーモンルームの8つのエリアに分かれています。今回は、その中でも見どころの「サーモンゾーン」「水中観察ゾーン」をご紹介!
【サーモンゾーン】5m×12mの巨大水槽が大迫力!
エントランスから入り、一番最初に目にする展示がこちらのサーモンゾーン。高さ5m×幅12mの巨大水槽は大迫力です。ここでは幻の魚・イトウや、チョウザメのほか、さまざまなサケの仲間を見ることができます。サケの稚魚も飼育されており、サケの成長も観察できます。
【水中観察ゾーン】千歳川の水中がそのまま見れる!
ここはなんと、水族館の横を流れる千歳川の水中を直接のぞけるという斬新な展示!私が訪れたのは冬だったので何の生物も見ることができませんでしたが、春にはサケの稚魚の旅立ち、夏にはウグイの産卵、そして秋にはサケの遡上が見られるそう。個人的にはサケの遡上が見たかった……!
他にも展示はいろいろ♪
この他にも、魅力的な展示はたくさん。写真を交えてざっくりとご紹介します。
こちらは千歳水族館と同じ千歳市にある支笏湖の中を再現した水槽です。支笏湖は水質調査で何度も日本一に輝いている抜群の透明度を誇る湖。さらに、最大水深はなんと360m!秋田県の田沢湖について日本2位なんです。ここでは、優雅に泳ぐヒメマスの群などを見ることができます。
2階の「なるほど!?サーモンルーム」では、サケと人の関わりについてパネルや映像で解説されています。アイヌに伝わるサケ料理やアイヌ人のサケ漁についてなど、いろいろと知ることができますよ。
開館時間・入館料など
開館時間は9:00〜17:00。休館日は年末年始やメンテナンスの時だけです。
入館料は大人800円、高校生500円、小・中学生300円。webでの購入やコンビニでの前売りチケット、JAF会員証の提示などで大人は200円割引、子供は100円割引になります。せっかくなのでお得に楽しみましょう!