まるで邪馬台国!?吉野ヶ里歴史公園のおすすめ観光コースをご紹介!

卑弥呼が治めていたという、かの有名な邪馬台国。その場所は現在も明らかになっていませんが、その有力候補の一つが、佐賀県にある吉野ヶ里遺跡です。この吉野ヶ里遺跡、現在は「吉野ヶ里歴史公園」として、市民に親しまれています。公園というだけあって、遊べる場所があるのはもちろん、歴史も学ぶことができ、観光にもおすすめ。今回は、そんな吉野ヶ里歴史公園の楽しみ方と、おすすめの回り方をご紹介します。

目次

吉野ヶ里歴史公園って?

吉野ヶ里遺跡は、佐賀県吉野ヶ里町にある広大な公園。その面積は、なんと約104ヘクタールで、園内を周遊するバスも走っています。公園内には、あの有名な吉野ヶ里遺跡のほか、古代の暮らしを体験できる施設や芝生広場、アスレチック広場などがあります。

北口、東口、西口と3つの出入り口があり、それぞれに駐車場もあります。正門とされているのは東口で、駐車場の台数も多く公園センターもあるので、初めての場合は東口から行くのがおすすめ。

http://www.yoshinogari.jp/contents2/?categoryId=5より引用

東口は「環濠集落ゾーン」に近く、歴史を学べる展示がたくさんあります。西口は「古代の原ゾーン」に近く、アスレチックなどの遊具がある広場や、野外炊事コーナーなどもあり、家族でのお出かけにおすすめ。そして、北口は「古代の森ゾーン」に近く、大芝生広場や野外炊事コーナーなど、広々としたエリアとなっています。

初めての人向け!おすすめの回り方をご紹介!

この吉野ヶ里歴史公園ですが、本当に広いので、観光に来た場合は1日で全てを回るのはほぼ不可能。そこで、初めて訪れた方向けにおすすめの回り方をご紹介します。

http://www.yoshinogari.jp/contents2/?categoryId=4より引用

おすすめは、歴史公園センターのある東口から入り、南内郭→北内郭→甕棺墓列→北墳丘墓、と見て回るコース。北墳丘墓から東口までは、園内を走るバスに乗って戻ってくることができます。パンフレットでは「ひみかのみち」として紹介されているコースです。

サクサク歩けば1時間くらいで見て回れそうですが、私は寄り道したり休憩したりしながらだったので、1時間半ほどかかりました。

南内郭

入り口からまっすぐ道なりに歩いて行くと、まず到着するのが南内郭。ここは吉野ヶ里の支配者層が生活をしていた場所と考えられている場所です。物見櫓4棟、竪穴住居11棟の他、集会の館や煮炊き屋など、合わせて20棟の建物が復元されています。

南内郭にある物見櫓からの眺め。内郭全体を見渡せます

いくつかの建物の中には入ることもできます。人形を使い、当時の生活の様子などが再現され、とても勉強になります。

北内郭

南内郭を出てしばらく進むと、今度は北内郭に到着。吉野ヶ里集落の中で最も重要で神聖な場所とされており、当時まつりごとが行われていたところと考えられています。巨大な祭殿をはじめ、9棟の建物が復元されています。

こちらは北内郭。この日はめちゃくちゃ暑くてすでにバテていました

生活エリアではないので、南内郭に比べると大きい建物が多め。今でいうところの永田町って感じでしょうか。

こんな感じで当時の様子も再現されています。王の家とされる場所も北内郭にあり、中の様子を見ることができます。明確には書かれていませんが、おそらく卑弥呼を意識しているのでしょう。

甕棺墓列&北墳丘墓

最後は甕棺墓列と北墳丘墓を見ることができます。甕棺墓列は、全長300メートル・約500基からなるスケールの墓列を中央の墓道とともに再現したもの。こちらは屋外の展示です。

北墳丘墓。屋内展示なので、真夏や真冬・雨の日でもゆっくり見れます

北墳丘墓は、約2100年前の歴代の王やそれに近い身分の人が埋葬された特別な墓。こちらは屋内に展示されています。墳丘の中からは14基の甕棺が出土し、そのうち1基には青銅の剣とガラスの管玉が、7基には青銅の剣が埋葬されていたそうです。

北墳丘墓を見終わったら、近くにある園内バスのバス停へ。約20分おきにバスが出ているので、それに乗って東口まで戻りましょう。

利用料金&開園時間は?

入園料は、大人(15歳以上)460円、シルバー(65歳以上)200円、中学生以下は無料です。2日間通し券もあり、こちらは大人500円、シルバー240円。いずれにせよ、お手頃価格なのが嬉しいですね。

また、駐車料金は普通車310円、大型車1050円、二輪車100円。東口、西口、北口にそれぞれに駐車場があるので、目的に合わせて駐車場所を決めるのがおすすめです。

開園時間は6月1日〜8月31日は9:00〜18:00、それ以外は9:00〜17:00です。

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